Minecraft Bedrock MCP Server を開発しました

Minecraft Bedrock EditionをWebSocket経由で制御するMCP(Model Context Protocol)サーバーを開発・公開しました。

Minecraft Bedrock MCP Server

Minecraft Bedrock EditionとEducation EditionをWebSocket経由で制御できるMCP(Model Context Protocol)サーバーを開発しました。

GitHub リポジトリ


主な機能

コア機能

  • 安定したWebSocket接続: Minecraftとの安定した通信
  • 包括的な制御ツール: プレイヤー、ワールド、ブロック、カメラの操作
  • 高度な建築ツール: 立方体、球体、複雑な幾何学形状の構築
  • Minecraft Wiki検索: ゲーム内情報の検索機能
  • シーケンス実行: 複数コマンドの連鎖実行

技術仕様

  • 言語: TypeScript(完全実装)
  • 互換性: Claude Desktopやその他のMCPクライアント
  • 要件: Node.js 16+、チート機能有効化されたMinecraft
  • ライセンス: GPL-3.0(オープンソース)

インストール・設定方法

1. 前提条件

  • Node.js 16以上
  • チート機能が有効化されたMinecraft Bedrock/Education Edition
  • MCPクライアント(Claude Desktopなど)

2. サーバーのインストール

git clone https://github.com/Mming-Lab/minecraft-bedrock-mcp-server.git
cd minecraft-bedrock-mcp-server
npm install
npm run build

3. Minecraft側の設定

  1. チート機能有効でワールドを作成
  2. ゲーム内で接続コマンドを実行:
    /connect localhost:8001/ws
    

4. Claude Desktopでの設定

claude_desktop_config.jsonに以下を追加:

{
  "mcpServers": {
    "minecraft-bedrock": {
      "command": "node",
      "args": ["C:/path/to/minecraft-bedrock-mcp-server/dist/server.js"]
    }
  }
}

パスの確認方法:

  • Windows: プロジェクトフォルダで pwd コマンドまたはアドレスバーで確認
  • Mac/Linux: プロジェクトフォルダで pwd コマンドで確認
  • 例: C:\Users\username\minecraft-bedrock-mcp-server\dist\server.js

5. サーバー起動

npm start

設定完了後、Claude DesktopからMinecraftを制御できるようになります。


開発の背景

教育現場でのMinecraft活用において、より柔軟で プログラマブルなインターフェースが必要だと感じていました。このMCPサーバーにより、Minecraftの操作を自動化・効率化できるようになります。

特に発達多様性のある子どもたちの学習支援において、反復的な作業を自動化することで、より創造的な活動に集中できる環境を提供したいと考えています。


オープンソース公開

このプロジェクトはGPL-3.0ライセンスでオープンソース公開しています。教育現場での活用や、さらなる機能拡張への貢献を歓迎します。

技術的な質問やフィードバックがございましたら、GitHubのIssuesでお気軽にお声がけください。